代表ご挨拶

16世紀の産業革命以降、欧米や日本で定着し世界に広がろうとしている「大量生産・大量消費・大量廃棄という消費スタイル」は、物質的な豊かさを人類が手に入れることに大いに役立ちました。

しかし、イギリス生れのアメリカの経済学者ケネス・E・ボールディング(1910−1993)が指摘した「資源が無限にあることを前提にした経済」と「資源は有限である前提での経済」は当然異なる(「宇宙船地球号」の概念)ことが、今大きな意味を持ってきています。(ちなみに、小職の卒論のテーマがこのボールディングでした。)

心ある皆さんは、既に気づいておられることですが、20世紀まで続いてきたこの消費スタイルには限界が来ています。

そこで、「地球市民」の一員として弊社で何ができるだろうか?考えるだけではなく小さくても現実の一歩を踏み出すべきではないだろうか? 社内で議論百出(?)ののち、1998年大阪枚方の地で「ハーモニックハウス店」を始める事に致しました。

天然木無垢(ムク)材に植物由来の天然塗料仕上げが特徴のハーモニックハウスの健康家具達を更に進化させ、適度なお手入れを施していただきながら長くお使いいただける「ハウス オブ ツリー」の仕組みを2009年に誕生させました。

長寿命である秘密は、「木が持つ力」です。古来、特に日本人は「木が持つ力」を上手に活用してきた民族でした。世界最古の木造建築として世界遺産に指定されている法隆寺。そこに使われているスギやヒノキ材は、伐採が650年代末から690年代末とされています。1300年以上の寿命を誇っている事になります。

一般に、木は伐採され、それが建物や家具に使われると、その木が発芽から成木になり伐採されるまでの年令分以上の寿命にできるとされています。つまり、「200年 掛かって大きくなった樹木を使った家具は、200年以上の寿命にする事ができる。」ということです。

第三者による品質評価委員会が定めた品質基準にのっとった家具たちは、まさにそのような長寿命な家具たちです。いわば「未来のビンテージ家具」です。

そしてそんな長寿で生れてきた未来のビンテージ家具たちの寿命を全うさせてあげる取り組みをすべきだと考えたのです。

「ハウス オブ ツリー」の仕組みは、"バトンリレー"のように、次の世代へこの未来のビンテージ家具たちを「使い継いで行く」橋渡しの役割を担います。

「千年後の人類の為の礎として活動したい」そのような哲学のおかげで「ハウス オブ ツリー」の取り組みへと私たちは進むことが出来たのです。

共感いただけるみなさまのご来店を心よりお待ち致しております。
最後までお読みくださりありがとうございました。

2009年11月
代表取締役社長

藤川龍麿

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