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こんにちは。スタッフほりかわです。
今回はハーモニックハウスでも長年人気の材、ウォルナットについてお話しようと思います。
〇ウォルナット
属性:クルミ科クルミ属の落葉広葉樹
チーク・マホガニーと共に世界三大銘木の一つとして有名なウォルナット。
高級木材として古来より家具や工芸品の材料にされてきました。
その流れるような木目と色目は、モダンで重厚感溢れる優美な雰囲気を醸し出し、非常に人気の高い木材です。
↑こちらは姉妹店のハーモニックハウス ワークショップで販売しているウォルナット一枚板です。
迫力のある木目、かっこいいですね!
色味は一様ではなく、辺材から心材にかけ様々な色のグラデェーションが美しい模様を形成します。
木目の美しさ、適度な硬さ・強度・粘りがあり、蒸し曲げに対する適正が良く、接着性にも優れています。
乾燥後の温度や湿度による狂いが少なく、鋸断性・鉋削性共に良いので造形を美しく仕上げることが可能な材です。
加工のしやすさから高級家具や楽器などに多用されています。
7世紀後半、チャールズ2世がイングランド王に即位し、社交や芸術を愛した国王の下、ウォルナットが家具史上に大きな発展をもたらしました。
それまで家具材として多用されていたのはオーク材でしたが、ウォルナット材を使用するようになったことで自由で精巧な造形が可能となり曲線やねじれを駆使し猫脚などの新しい造形が生まれました。
高貴な印象を与える独特な杢などの美しさと相まって富の象徴として王族や貴族の間で愛され艶やかなビクトリア調やロココ調家具となりました。
ヨーロッパの家具市場ではウォルナット材による製品が人気を独占し「ウォルナットの時代」と呼ばれました。
現在でも多くの木工家や楽器メーカーを魅了し続けています。
紫色を帯びた深い暗褐色の美しい木目は世界的に評価が高く、高級材の代名詞となっています。
モダンでかっこいい雰囲気の濃い茶色のウォルナット材は使い込んでいただくほどに明るい茶色になり、
あたたかみのある、どこか懐かしいヴィンテージのような家具になっていきます。
ハーモニックハウスで取り扱っているオイル仕上げならではの艶も年月が経つほどにウォルナット材の良さを引き出しているように感じます。
ご来店いただいた際は、経年変化のサンプルがございますので新しいウォルナットと月日が経ったウォルナットをぜひ見比べてみてください♪
次回はウォルナット材の産地についてお話します◎

大阪枚方市の枚方家具団地にある《 天然木・天然オイル仕上げ家具の店 》です。
自社工房と連携して、家具の修理やお手入れ方法も丁寧にお伝え致します。カーテン・ラグも充実しております。
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