2022.8.11豆知識

世界三大銘木の一つ ウォルナット材のお話②

こんにちは。スタッフほりかわです。

前回のウォルナット材のブログの続編、今回は産地のお話をしていきます。

 

日本でウォールナットと言えば、一般的には北米産のアメリカンブラックウォールナットの事を指します。

このアメリカンブラックウォールナットは名前の通り、ヨーロピアンウォールナットに比べ濃い色目の樹種です。

主にアメリカ東部から中部にかけて南北に連なるアパラチアン山脈一帯に分布し、高級家具材の代名詞の一つとして世界中で人気を集めました。

 

また北米北西部のオレゴン州でとれるオレゴンウォールナットは特に高樹齢の物が良く見られます。

胸高径2.26m 高さ34m 樹冠広さ44mを誇るアメリカ最大のウォールナットはこのオレゴンウォールナットです。

他を圧倒するようなダイナミズムを湛えて悠然と佇む立木の姿はどこにも無い唯一無二の存在感を放ちます。

 

もう一つ、アメリカ西海岸カリフォルニア産のクラロウォルナットも銘木です。

写真は姉妹店のワークショップで販売しているクラロウォルナットの一枚板です。

クルミの実を美味しくさせるために人工的に作り出した木がクラロウォールナットです。

ベースとなるアメリカンブラックウォルナットの台木に、イングリッシュウォルナットを挿し木し培養をしたハイブリット樹種です。

結果的には美味しいクルミの実を付ける木にはなれなかったのですが、材面が透き通るようなマーブル模様の木目が現れ、奥深い魅力的なグラデーションを見せてくれる希少な樹種です。

「クラロ」とはスペイン語で「クリア=ハッキリした」という意味に由来しています。

イングリッシュウォルナットは全体的に薄い茶色で黒っぽい木目も混ざりハッキリした濃淡がでます。

ブラックウォールナットは全体的に深い茶色。

接ぎ木をすることによりお互いの性質が混ざり合い複雑な木目になっていきます。

クラロウォールナットの表情ですが、その代表が瘤杢(こぶもく)と呼ばれる木目です。

木の根元に出来る瘤のような部分に似ていることからバール杢とも呼ばれます。

これはどのような理由と要素で出来るのでしょうか?

一説には幹が傷ついた時にその傷を治した痕だとか、菌が入った時に免疫が働いた痕だとも言われています。

いまだに解明されていないことも多いのですが、木に何かアクシデントが起きたり、環境に変化があったりした際に生き延びる工夫をした証であり、自然にしか作り出せない奇跡的な表情と言えます。

当店にも数多くのウォールナットの家具を展示しております。

また、姉妹店のハーモニックハウス ワークショップではウォールナットの一枚板をご覧いただけます。

お気に入りの家具を見つけにいらしてください。

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