はじめに
皆さまは家具の扉の位置調整ができる事をご存じでしょうか?
使用されている金具にもよりますが、扉は前後・左右・上下に動きます。
製造元から出荷される際には調整されている商品も、設置場所の状況や収納物の荷重が影響し、ズレが生じることもあります。
「気にはなっているけれど家具屋さんに依頼するほどでもない」と感じられている方がいれば、こちらの調整方法を知っていると便利です◎
蝶番の種類
今回説明する蝶番の種類は、スライド蝶番の2方向(2Ⅾ)タイプ。
よほど安価でない限り、現在出回っている家具の扉についている蝶番はスライド蝶番(調整可能)のものが多いです。
2方向・3方向とありますので、ご自宅の蝶番がどの種類か確認しながら調整を行ってください。
3方向は↓こんな感じです。(メーカーなど品番により形が異なります。)
調整方法①左右
まずは扉の隙間(左右)を調整する方法をご案内します。
①左右の扉の隙間が上下で異なります。下側が狭い状態です。
②隙間が狭い下の扉の左右調節ネジを調整し、上の隙間に合わせます。
(この扉には可動式の召合せ板が付いている為、ある程度隙間を開けるのがベスト)
召合わせとは…
両開き扉の家具には、その隙間を隠すために召合せ板を取付けることが多い。
③完成
調整方法②前後
次に扉の隙間(前後)を調整する方法をご案内いたします。
下の2枚の写真では、扉の上部が下部よりも本体から離れていて隙間が大きくなっています。
隙間を均等にするための調節をおこなっていきますが、前後の調節のネジは扉に対して奥のネジを回します。
1㎜づつ刻まれたメモリがあります。そのメモリを目安にネジを回して扉を前後させます。
また、左右の扉のバランスを合わせながら調整します。
どれぐらい回したらいいかなどの正解があるわけではなく、使われている丁番や扉の材質、扉の動きやすさ等も含めて全体のバランスを見ながら調整することを心掛けましょう。
上下の隙間が均一になりました。
まとめ
家具は特別な事をしなくても、道具としての価値は長続きするものですが、汚れ落としや傷の修復、今回の丁番の調整など、手を加える事で愛着がわき日常が豊かになるように思います。
ハーモニックハウスの家具と共にお店とも永いお付き合いをしたいただけると嬉しく思います◎
お困り事がございましたら、お気軽にご相談ください*
大阪枚方市の枚方家具団地にある《 天然木・天然オイル仕上げ家具の店 》です。
自社工房と連携して、家具の修理やお手入れ方法も丁寧にお伝え致します。カーテン・ラグも充実しております。
駐車場完備、キッズルームと授乳室あり。お子様連れでもゆっくり安心してお店をご覧いただけます。