2025.11.17 豆知識

一枚板にも使われるメープル材の魅力を家具専門店が解説

こんにちは。ハーモニックハウスのスタッフです。
いよいよ11月、紅葉のシーズンですが、紅葉狩りのご予定はありますか?

紅葉の代表、もみじ

紅葉といえば、代表的なのはもみじですよね。
綺麗に色づくもみじは楓(カエデ)の一種で、北海道・本州・四国・九州に生育しています。

イタヤ系を含めると、中国や朝鮮半島・アムール地方にも幅広く分布しています。

楓は落葉樹で、高さは10~20mほど、幹の直径はおよそ1mに成長しますが、もみじ場合、幹の直径は平均して60~70cmほどです。

昔から、もみじは山間部や人里近い場所、川辺に多く植えられてきました。これは、新緑と秋の紅葉(こうよう)を人々が楽しみ、鑑賞するためです。

楓から作られるメープル材、日本の楓は主にイタヤ系

楓にはイタヤ系とサトウ系があり、日本の楓は主にイタヤ系です。
カナダ・北米で見られるようなシロップが採れるメープルは、サトウカエデです。

メープル材の一枚板

メープル材には、大きく分けて「ソフトメープル」と「ハードメープル」の2種類があり、それぞれ硬さや加工のしやすさに違いがあります。

メープル材は杢目が上品で美しいため人気が高く、一枚板にも使われるほか、内装材としても好評です。
楽器やフローリング材としても広く利用されています。

鑑賞用に親しまれてきたもみじ

一方、もみじは日本の文化や季節を象徴する植物として、長く親しまれてきました。

鮮やかに色づくもみじは、秋の風物詩として庭園や名所を彩り、訪れる人々を楽しませています。
最近は「秋が短くなっている」と言われることもありますが、紅葉は公園や街路樹など、身近な場所でも味わうことができます。

写真:街中で見られる紅葉

ぜひ一度、落葉樹の美しい姿をゆっくりご鑑賞ください。

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