2021.10.10豆知識

木材の種類 -ハーモニックハウスでお取り扱いのある木の種類① 編-

 

今回のブログは、スタッフ ふじかわがお届けします!

 

 

ハーモニックハウスは、天然木・オイル仕上げの家具の専門店です。

天然木と言っても、世界に植わっている木の種類は6万種以上あると言われています。
その中でも、大きく分けると針葉樹と広葉樹の2つのジャンルに分けられます。

それぞれ性質が異なり、適材適所で私たちの生活を支えてくれています。

 

当店では、

アルダー
オーク(ナラ)
ウォールナット
ブラックチェリー
の4材種の広葉樹を主にお取り扱いしています。

一般的なインテリアショップでも、この4材種が主流となり家具が製造・販売されています。

では、なぜ広葉樹が家具の材料になっているのか、

そもそも針葉樹と広葉樹って何なのかについてお伝えします!

 

針葉樹と広葉樹 -葉の形-


見た目で判断がつく違いとしては、”葉の形”です。

針葉樹は文字通り、針のように先が尖った形の葉っぱが多いです。

杉のように針状の葉が集まってできている葉や、クリスマスツリーにも使用されるモミのように、触るとチクリと痛いぐらい先が尖ってる葉っぱもあります。

針葉樹の樹形は、上に真っ直ぐ成長する性質があり、全体的にとんがった三角形の樹形をしています。
まさに、クリスマスツリーの形です🌲

広葉樹も文字通り、平たく幅の広い葉っぱを持つものが多いです。

形はいろいろなものがあり、もみじのようにギザギザの切れ込みが入ったものや、栃(とち)のように何枚かの葉っぱが集まって一つの葉になっているものもあります。

広葉樹の樹形は、樹種によってさまざまですが、枝分かれし大きく横に伸びて成長します。

全体的にこんもりと丸い形になります🌳

 

針葉樹と広葉樹 -森の違い-


針葉樹と広葉樹は生えている場所が違います。

針葉樹は厳しい環境にも耐えるため、寒い地域や標高が高い山にも生えています。

北欧やロシアには、針葉樹ばかりの広大な天然林があったり、日本ではやせ地に松などの針葉樹が多く生えています。

そして日本国内の人工林の70%を、針葉樹が占めています。

理由としては、針葉樹は成長が早く、まっすぐ上に伸びるため、通直な木が取りやすく加工がしやすいようで、昔から建築材として重宝してきたからだそうです。

こういった理由で、日本には杉やヒノキがたくさん植えられてるから、日本人は花粉症になる人が多いんかなぁ!?と思いましたが、違いました!世界的に花粉症患者は増えているようなので関係なかったです!笑

また、針葉樹の人工林は間伐など手入れを行わないと、他の植物が育たなくなってしまうので、しっかり管理することが大切だと言われています。

 

一方、広葉樹はどちらかというと暖かい地域に多く生えています。

たとえば、アマゾンの熱帯林も広葉樹です。

広葉樹の森は明るく、地面にも色々な植物が生えています。

秋には綺麗な紅葉も見られます。

また、広葉樹は人々の生活に欠かせない貴重な水源林として、大切な役割を担っています。

広葉樹の森が持つ水に関わる機能には、東北の三陸の気仙沼の話牡蠣の話が有名です。

広葉樹林の落葉層由来の物質が下流まで運ばれ、養殖の牡蠣のエサになるプランクトンの成長に必要な養分の補充を助けるらしいのです。

この話を聞いて、朝ドラの「おかえりモネ」やんか!となりました。

おかえりモネの内容知らんし…って方にざっくりお伝えすると、

気仙沼出身の主人公がいろいろあり地元を離れて、登米への森林組合に就職。そこで仕事を通して森と川と海が繋がっていること・木の大切さを、モネの成長とともに丁寧に描かれています。その後、気象予報士に…という話です!

ぜひ機会がある方は、見逃し配信などで見てみて下さい:)

…話が反れましたが、

針葉樹と広葉樹の森はそれぞれ違うことをお伝えしましたが、じゃあなぜ違うのか?

 

 

それは、次回お伝えします!!

 

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