こんにちは!
元カーテン施工部のごとうです。
今回は、ブラインドの取付方法をご紹介します。
コツさえつかめば、一般的なカーテンの機能レールより もっと簡単なんですよ😊
まずはブラインドの種類についてお話します。
ブラインドの種類
アルミブラインド
スラットと呼ばれる羽の部分がアルミ製のブラインドのことです。
刑事ドラマで、窓から外を覗くシーンで、写っているあれです。
また事務所や水回りによく使用されており、重量が軽く、腐食に強く、低価格といった特長があります。
昔は鮮やかなカラーしかありませんでしたが、今は高級感のある木目調もあるんです◎
裏表が違うカラーなんてのもあるので、気分によって色を変えてみたりも出来ます。
スラットの幅は25mmが標準で、よりスタイリッシュに見せる15mmタイプのラインナップもあります。
耐水性の要否、取付方法、操作方法の3つが選び方のポイントです。
ウッド(木製)ブラインド
スラット部分が木製のブラインドのことです。
素材はバスウッド・ハードウッド・桐・バンブーなどラインナップも拡充され、木の存在感を生かす加工方法にもこだわりが随所に見受けられます。
魅力は、無垢材や天然木ならではの表情や手触り、あたたかさ、インテリア性が高いので まさに「窓辺の家具」そのものです。
取付方法によるメリット デメリット
一般的にブラインドはスッキリ見せる商品なので、窓枠内に付けることが多いです。(天井付け)
取付方法をご紹介する前に、そもそも「天井付け」と「正面付け」は何がどう違うんだろう?という方が多いと思います。
カーテンボックスが付いている方は天井付け一択になりますが、基本的には、見た目の好みで決めていただければOKです◎
ただ、正面付けと天井付けではブラインドの必要サイズが違うので、気分で取付け方を変えることはできません!
メリット・デメリットを見極め、慎重に決めましょう。
天井付け とは
天井付けは、ブラインドを窓枠内にぴったりおさめる取付方法のことを言います。
窓まわりがスッキリとした印象に◎
-メリット―
・窓まわりがすっきり
◎窓まわりがスッキリ
→窓枠内におさめるので、壁面からブラインドが飛び出ることもなく、お部屋をスッキリ見せれくれます。
また通路や廊下などの幅が細い所に面した窓の場合はブラインドが壁から前に出ているだけで、行動に差しさわりがあったりするので、天井付けがおススメです
-デメリット ー
・サイズ測定が重要。
・光漏れがある。
・窓を塞いでしまう。
◎サイズ測定が重要
→窓枠内におさめるので、採寸が命です!
しっかりしたサイズ測定ができていないと、取り付けられなかったり、窓内に必要以上に隙間ができてしまいます。
◎光漏れがある
→スラットが窓枠と干渉しないためにも、窓枠実寸の横幅より-1cm制度引いたサイズで製作するため、左右に5㎜程度の隙間ができてしまいます。
◎窓を塞いでしまう
→ブラインドを上に上げた時のスラットの重なり(たたみ込み)が窓の開口部に残ってしまい、窓を塞ぎ窓が小さく見え気になる場合もあるかもしれません。
正面付け とは
正面付けは、ブラインドを窓枠や壁面に取付ける方法のことを言います。
窓枠全体を覆うので、光漏れを防ぐことができます。
窓枠より、横はそれぞれ3~5cm・縦はそれぞれ5cmほど大きめにオーダーすると◎
-メリット-
・窓が大きく見える。
・光漏れを防げる。(光漏れがゼロという訳ではない)
・サイズがアバウトでも大丈夫!
◎窓が大きく見える
→窓枠を覆うように取付けるので、ブラインドを閉じた状態では、窓が大きくなった!と感じます。
壁面が多い部屋だな、と感じる場合は正面付けにしても◎
◎光漏れが防げる
→窓枠を覆うように取付けるので、光漏れが少ないです。
天井付けは、窓枠内におさめるぴったりサイズなので、どうしても横や裾から光が入ってしまします。
光漏れゼロは難しいですが、寝室など光が差し込むのを少しでもなくしたい場合は、おススメです!
◎サイズがアバウトでも大丈夫!
→基本的にオーダーでご注文いただくものは、正確なサイズ出しが重要なのですが、正面付けの場合は、ある程度アバウトでも大丈夫です!
あまりにもアバウトは×ですが、窓枠外から全体サイズ5~10cm大きめで製作しても綺麗に付きます。(窓周りにエアコンなどの障害物がない場合に限る)
横の+5~10cmは光漏れを防ぐため、縦(高さ)の+5cmはブラインドを上げ切った際の溜まりを窓枠に被らせないようにするためです。
掃き出し窓(床まである窓)の場合は、取付ける位置から床までの長さ-1cmが目安です。
-デメリット -
・窓枠より多いサイズが必要。
・手前にスペースが必要。
◎窓が大きく見える
→窓枠を覆うように取付けるので、実際の窓サイズより多きサイズを注文することになります。
そのため、必要サイズによっては価格が変わるので、ご注意ください!
◎手前にスペースが必要
→窓枠の外に取付けるので、ブラインド本体が壁から出っ張ります。
手前に何か物を置きたい方は、正面付けではなく天井付けにした方がいいかもしれません。
アルミブラインドの取付方法
それでは、実際に取付方法を見ていきましょう!
天井付け(窓枠内の取付)の場合
必要道具
・ドライバー(電動ドライバーがあれば楽で早い!)
・キリ(千枚通し)
・ビス
→窓の木枠や木部に取り付けるなら、15㎜ぐらい
→クロスや珪藻土(漆喰)に取り付けるなら45㎜ぐらい
①ブラインドの金具(ブラケット)の前面を、窓枠の前面に合わせます。
②ビスを打つ箇所にキリで下穴を開けます。
③ビスでブラケットを固定します。
④金具のツメにブラインドの溝を引っ掛けて、パチンと音がするまで押し込みます。
※Point※窓に向かって斜め上に押し上げるイメージではめ込みます。
⑤金具にブラインド本体を固定できたら完成です。
※金具の個数は、ブラインドの幅によって違うので付属している金具すべてを使用し、等間隔で取り付けてください。
正面付け(窓枠外の取付)の場合
【必要道具】
・ドライバー(電動ドライバーがあれば楽で早い!)
・定規(三寸の直角定規がベスト!)
・キリ(千枚通し)
・ビス
→窓の木枠や木部に取り付けるなら、15㎜ぐらい
→クロスや珪藻土(漆喰)に取り付けるなら45㎜ぐらい
①ブラインドの丈を上下5cmずつ出すなら、金具(ブラケット)の一番上が窓枠より5cm上がったところにくるようにセットします。
②ビスを打つ箇所にキリで下穴を開けます。
③ビスでブラケットを固定します。
④金具(ブラケット)のツメにブラインドも溝を引っ掛けて、パチンと音がするまで押し込みます。
※Point※ 窓に向かって斜め上に押し上げるイメージではめ込みます。
⑤金具(ブラケット)すべてにブラインド本体を固定できたら完成です。
※金具の個数は、ブラインドの幅によって違うので付属している金具すべてを使用し、等間隔で取り付けてください。
木製ブラインドの取付方法
アルミブランドと木製ブラインドの取付方法は同じで、ブラケットを天井や壁に取り付けてから本体をはめ込みます。
ただ、木製ブラインドは【バランス】という装飾性のあるオプションを付けるお客様も多いので、こちらでは、その場合の取付方法をお伝えします◎
天井付け(窓枠内の取付)の場合
今回は 上部の機械部分を隠すバランスというオプション部材が付いた場合の取り付け方法です。
【必要道具】
・ドライバー(電動ドライバーがあれば楽で早い!)
・キリ(千枚通し)
・ビス
→窓の木枠や木部に取り付けるなら、15㎜ぐらい
→クロスや珪藻土(漆喰)に取り付けるなら45㎜ぐらい
タチカワブラインド/フォレティアバランス付きの場合
➀ブラケットとバランスを本体に付けます。
※メーカーごとにバランスの取り付け方法が異なります。付属の取付け説明書をご参照ください。
②バランスの前面から何センチのところにビス穴があるか測ります。
今回は5.6㎝のところにビスを打ちます。
③窓枠の前面から5.6㎝のところにキリで下穴をあけます。
④ビスでブラケットを固定します。
⑤本体にバランスブラケットを付けます。
⑥ブラケットのツメに本体の溝を引っかけてパチンと音がするまで押し込みます。
⑦ブラケットに本体を固定できたらあと少しです。
ブラケットの個数は本体の幅によって違うので入っているブラケットすべて等間隔で付けてください。
バランスにバランスホルダーが付いているので⑤のバランスブラケットと位置をあわせて正面から押すと固定されます。
便利なオプション
ブラケットスペーサー
『ブラケットスペーサー』とは前文で説明した正面付け(窓枠外の取付)でブラインドを付けた時にスラット(羽)が窓枠に当たってしまい、スラットが回転しない時に使います。
木枠と壁面に段差がある時に段差をこのスペーサーで埋めてしまう方法でスラットの回転をスムーズに行う事が出来ます。
【TOSO】
【タチカワブラインド】
【ニチベイ】
各メーカーサイズや値段が違いますが使用方法は同じです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
分からない点がございましたら、当店のサンプルでお伝えいたしますのでお気軽にご相談くださいませ♪
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お店では、
TOSO
タチカワブラインド
ニチベイ
3社のブラインドをお取り扱いしています。
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大阪枚方市の枚方家具団地にある《 天然木・天然オイル仕上げ家具の店 》です。
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