木の家具との付き合い方とは?
前回①肌触りの良い木の質感を活かすこと でご説明した、
肌触りを大切にするためのオイル塗装ですが、
使う上で知っていただきたいポイントが3つあります。
POINT1 汚れが付きやすい?
オイル塗装は木の肌触りを活かすために“表面がむき出し”だからこそ、汚れに弱い?と思われがち。
実はその通りなのですが、ある意味では当たり前のことでもあると言えるのです。
木の肌触りを活かすためには、表面を塗膜でコーティングしたくない。
ゆえに、木の表面が何にも覆われていないオイル塗装は、外の影響をダイレクトに受けてしまいます。
木の肌触りを大切にしたいという思いから、ハーモニックハウスではオイル塗装がベストだと考えていますが、オイル塗装はどうしても木の保護力という観点からは劣ってしまうのです。
一番よくある困りごとがこちら!
オイル塗装では、コップの水滴等、水によって輪染みができてしまうので、できるだけ水がついたらすぐに拭いてあげるのがベストです!
では、そんな中で、どのように木の保護力を高めることができるのか?
POINT2 定期的なお手入れが必要?
オイル塗装が、木の内部に油分を浸透させているということは
→コンテンツ①肌触りの良い木の質感を活かすことでお伝えした通りですが、実はその浸透した油分が抜けて乾燥し、カサカサして白けてきてしまうことがあります。
これは人の肌と同じで、化粧水や乳液で保湿をしてあげないと肌がカサついてきますよね?
それと同じで、木は何もお手入れしないと表面が荒れてきますが、定期的にお手入れをしてあげると、しっかりと保湿ができて、よりきれいな状態でいられるといったイメージです。
極論言うとお手入れをしなくてもテーブルとしての機能を損なうことは稀ですが、定期的に行っていただければ、それだけ良い状態を保つことが出来るので、やっぱりそれが一番かなと思います。
ポイント1についての汚れも、木が乾燥していると汚れやシミになりやすかったりするので、汚れを防止するためにもお手入れをしていただくことをお勧めしています。
基本的なお手入れはメンテナンスオイルを塗りこみ、からぶきしてあげること。
気になる汚れができてしまった時の詳しい対処方法はこちら
→③愛着が湧き、長く使いたくなる理由(詳しいメンテナンス方法について)
POINT3 木の家具は割れる?反る?
木には、もともと調湿作用があり、部屋の湿度によって水分を吸収・放出することで室内の湿度を一定に保とうとします。
つまり、ジメジメして蒸し暑い夏の日には、無垢材が水分を吸収し部屋の湿度を下げ、冬場であれば無垢材が水分を放出し、乾燥しすぎないようにします。
そうした調湿作用の中で、木の内部は常に水分量が変化し、収縮を繰り返しているのです。
木の割れや反りというのは、その収縮により発生するもので、家具に仕立てる際にいくら木の乾燥を行っていても、必ずしも防げるものではありません。
使用される環境は、設置される場所や状況によって千差万別ですし、最近は床暖房や窓の品質の向上により室内の気密性が高いこと、加湿器など様々なものが影響してきます。
割れや、反りの原因は、そうした木の家具がそれぞれの環境に馴染もうとしている結果でもあり、表面をコーティングされていないオイル塗装の家具は特にその影響を受けやすいものになります。
ハーモニックハウスでは、割れや反りを木の自然な姿として受け入れ、木の家具を販売していますので、皆様にも木について知っていただきたいと考えています。
そのため、そうした割れや反りに関しても、自然な木の姿として受け入れ、変化を楽しんでいただきたいです。
もちろん普段使いに支障が出るような大きな問題がおこったときはしっかりと対応致します。
冬場に乾燥し大きく割れてしまっても、夏になると湿度で膨らみ気にならなくなっているなんてことも!使っていく時間の中で、木の変化や自然の反応をそのまま楽しんで頂ければ何より嬉しいです!
→③愛着が湧き、長く使いたくなる理由(詳しいメンテナンス方法について)
大阪枚方市の枚方家具団地にある《 天然木・天然オイル仕上げ家具の店 》です。
自社工房と連携して、家具の修理やお手入れ方法も丁寧にお伝え致します。カーテン・ラグも充実しております。
駐車場完備、キッズルームと授乳室あり。お子様連れでもゆっくり安心してお店をご覧いただけます。